Canon キヤノネットQL19 フィルムカメラの使い方。
ここ何回か、Canon Canonet QL19 についての記事を投稿した。
ここらで備忘録も兼ねて、キヤノン キヤノネットQL19 の使い方をおさらいしておこうと思う。
電池を入れる
フルマニュアルで撮影する場合は電池は不要だけど、シャッタースピード優先EEを使う場合は電池が必要。
H-P(MR-50)型もしくはMR9(H-D)型の水銀電池が必要なんだけど、水銀電池は環境汚染等の問題があって、現在はほぼ入手不可能。
コスト的にもおススメなのが、SR44もしくはLR44にアルミ箔を固めて作った下駄を履かせる方法なんだけど、ちゃんとしたスペーサーを購入して使ってもOK。
電池に関しては前回の記事も参照してね。;)
フィルムを入れる
底面端にピンがあるので引っ張ると裏蓋が開く。
後はフィルムを装填するだけなんだけど、スプールに差し込むといったことはしない。
フィルム先端を右側部分に乗せて挟んで裏蓋を閉じるだけ。
フィルム装填を簡単にできるようにするために、複雑な機構になっているんだけど、これがフィルム簡易装填方式QL(QuickLoading)ってヤツだね。
実際にフィルム装填してみて、クイックローディングの名に偽りなしだと思ったよ。:)
その後フィルムカウンターが「1」になるまでシャッターを切ってフィルムを巻き上げる動作を行う。
フィルム感度を設定する
レンズ鏡筒下部のフィルム感度設定レバーを押しながら動かせばOK。
数値は ASA = ISO と思ってもらってOK。
シャッタースピード優先EEを使う場合はこれが非常に重要になる。
また、フルマニュアルで撮影する場合もフィルム感度の失念を防ぐ意味でも設定をしておくことをおススメする。
シャッタースピードリング
シャッタースピードは1/500~1秒とバルブ撮影も可能。
中央の目印に合わせればOK。
絞りリング
絞りはF1.9~F16。
AUTOにすると、シャッタースピード優先モードになる。
設定したシャッタースピードに対して適正露出になるように絞りを決めてくれる。
明るすぎたり、暗すぎるとロックがかかり、シャッターが切れないようになっている。
また、AUTOにしている間は電池を消耗するので、カメラを使わないときはAUTO解除しておこう。
ピントリング
撮影距離は0.8m~∞。
これは距離が近すぎてピントが合ってない状態笑。
ファインダー内の二重像合致したらピントが合う。
構図と露出がOKならシャッターを切ろう。
あとは、1枚シャッターを切るたびにフィルムを巻き上げる動作を繰り返す。
セルフタイマー撮影
セルフタイマー撮影にも触れておこう。
シンクロ接点レバーがセルフタイマーON/OFFも兼ねている。
なので、シンクロ接点をXにするとセルフタイマーレバーが動かせる。
シンクロ接点Mの状態で無理にセルフタイマーレバーを動かすと壊れるので要注意だね。
といったカンジで以上、キヤノネットQL19 の使い方でした。
参考になれば、これ幸いです。:)