Canon 初代 EOS Kiss 一眼レフフィルムカメラとの出会いは、ハードオフのジャンクコーナー。
私はたまにハードオフのジャンクコーナーで、「宝探し」をするのが好きだ。
2016年8月のある日のこと。
その日も、ハードオフのジャンクコーナーで「宝探し」をしていた。
そこで、ふと一台の一眼レフフィルムカメラが私の目に留まったんだ。
1993年に発売された一眼レフフィルムカメラ、Canon EOS Kiss。
「イオスキス」ブランドの最初のカメラだ。
お値段はなんと、100円(税別)也。
ジャンク扱いで、経年による外観のダメージも当然あるのだが、そこそこ状態は良さげだった。
「もしかしたら動くかも?」
そんなことが脳裏をよぎった時、EOS Kiss から声が聞こえた気がしたんだ。
「お願い、助けて!! もう一度、トキメキたいんだ・・・」
その瞬間、EOS Kiss を手に取り、レジへ向かったんだ。
EOS Kiss がどういったカメラなのかは、キヤノンカメラミュージアムに詳しく書いてあるので、是非そちらを参照していただきたい。
[参考]: EOS Kiss - キヤノンカメラミュージアム
このフィルムカメラ、現行のデジタル一眼レフと同じEFマウントである。
なので、数多のEFレンズが使用可能である。
これは、本当に素晴らしいことだと思う。
ただし、このカメラのマウントはプラスチック製。
取り扱いは注意が必要のようだ。
フィルム室、まずまずキレイ。
しかしシャッター幕周辺のパーツで若干加水分解が起こっているようだ。
当時のEOSカメラで良く起こった不具合のようである。
経年を考えればしょうがないね。
シャッター幕はデリケートなパーツだから、掃除が大変そうだ・・・苦笑
取り急ぎ、動作確認に必要な電池CR123Aを用意して電池を挿入。
電源を入れたら、液晶が表示されたんだ。
上記の加水分解は少し不安だが、シャッターも無事切ることができた。
次にクオーツデートだが、これは別途コイン電池CR2025が必要。
クオーツデート用電池の交換は、精密ドライバーでネジ一本外すと可能である。
電池交換後、クオーツデートも正常に動作したのだが、2020年1月1日、「運命の時」がやってきたんだ。
そして、ストロボを内蔵している。
これも、問題なく発光したんだ。
このカメラ購入前は、デジタル全盛のこの時代に銀塩カメラを買うことになるとは思っていなかった。
でも、「故きを温ねて新しきを知る」じゃないけど、何かしら発見があるかもしれない、出会った瞬間にそういう期待が少しあったのかな。
さて、肝心のレンズだが、2016年8月当時はEFマウント用レンズをまだ持っていなかった。
取り急ぎ、EFレンズを購入したのだが・・・
それについては、次回の記事でお話しします。 :)