Canon キヤノネットQL19 に電池を入れたら、露出計が生きていた。
これはうれしい誤算。
以前に投稿した記事で、Canon Canonet QL19 の露出計とシャッタースピード優先式EEが機能するか試せていない旨を書いたんだけど、やっぱりちゃんと機能するのか気になっててね。
それで今回、キヤノネットQL19 に電池を入れて、露出計とシャッタースピード優先式EEが生きているか試してみたんだ。
キヤノンカメラミュージアムで使用電池を確認すると、「1.3VのHD型水銀電池1個」と書いてある。
[参考]: キヤノネットQL19 - キヤノンカメラミュージアム
しかし、私が所有する個体の底面を確認すると、どうも違う。
イロイロ調べたら、どうやら キヤノネットQL19 は、生産時期によって使用電池が異なるとのこと。
- 電池室フタがねじ込み式の場合: H-P(MR-50)型水銀電池
- 電池室フタがバヨネット式の場合: MR9(H-D)型水銀電池
だそうで、私が所有する個体は電池室フタがねじ込み式なので、H-P(MR-50)型が適合する。
じゃあ、H-P(MR-50)型水銀電池を入手しようと思ってもそうはいかない。
水銀電池は環境汚染等の問題があって、現在はほぼ入手不可能なのである。
ということで代替方法を模索しなければいけない。
イロイロ調べ考えた結果、ボタン電池LR44にアルミ箔を固めて作った下駄を履かせる方法を採用した。
・・・とここまで書いて気付いたのだが、電池の型がどうであれ、何かしらの方法でスペーサーや下駄を作って LR44 か SR44 を使うのが一番手っ取り早いのかも。:}
フタを閉めたら・・・
LR44の電圧が1.5Vの為、露出がずれる心配があったが、それなりに精度は出ていたように思う。
シャッタースピード優先式EEでシャッターも切れた。
当時のキヤノンが掲げた「シャッターを押せば綺麗な写真が写せる」の核心となるのが、露出計とシャッタースピード優先式EEだと思うからね。
次回キヤノネットQL19で撮影する時は、シャッタースピード優先式EEでしっかり撮ろうと思うよ。:D