コシナ Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE が、マニュアルフォーカスの楽しさを教えてくれた。
コシナ Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE は、マニュアルフォーカス(MF)専用レンズである。
つまり、オートフォーカス(AF)が使えない。
マニュアルフォーカスでのピント合わせは、最初は少し戸惑った。
でもね、使い続けていくうちに不思議と、マニュアルフォーカスでの撮影が楽しいと思うようになったんだ。
このレンズの最短撮影距離は45cm。
ちなみに、使用カメラは Canon EOS M5。
キヤノンAPS-Cの場合、焦点距離は×1.6倍だから80mm相当となる。
ピント合わせは基本ピントリングを回すだけ、難しい動作はない。
ピントリングは、バターナイフを入れた時のような非常に滑らかな感触。
グリグリ回すのがじつに気持ち良いんだよね。
開放F1.4だと、さすがにマニュアルフォーカスの難易度は上がる。
しかし、フォーカスエイドやピーキングなど現代のカメラ機能を併せて使えば、普通に撮れてしまうんだ。
マニュアルフォーカスで撮れるようになると、なんとなくオートフォーカスレンズを使う際の歩留まりも上がった気がする。
たかがシャッターボタン半押しなんだけど、その際にカメラ・レンズへと心を通わせるような感覚がより強くなった気がするんだ。
じっくりと腰を据えて、被写体を捉える、尊い瞬間。
コシナ Carl Zeiss Planar T* 1.4/50 ZE が、マニュアルフォーカスの楽しさを教えてくれたんだ。 :D